改修工事完了のお知らせ

クールスター導入
 キャンピングカー用(SUV)用のエアコンは外国で使われる仕様になっているものが多く、日本国内では問題もありました。たとえば日本では西日本と東日本で電力の周波数が60Hzと50Hzとに分かれていますが、どちらにも対応している機種はあまりありません。

 キャンピングカーは移動しますから、西日本から来たキャンピングカーが東日本で外部電源につなげてもクーラーは使えなかったり、性能が出なかったりします。
 アーマンのキャンピングカーは実は東日本出身です。搭載している発電機は東日本仕様の50Hzの交流電流を発します。
 東日本出身の車両に、西日本に属する沖縄で使えるクーラーを選定するのは難航しました。結果、採用したのがクールスターです。

 クールスターは、車に搭載される12Vのバッテリーで動作するように設計されたクーラーです。室外機と壁取り付けの室内機の構成は、一般家庭用のエアコンとそっくりですが、中身は車両専用です。

 12Vで動作するため、電力会社からの電力の周波数も関係ありません。交流に変換する際のロスも少なく、低消費電力で冷却能力も高くなりました。

 沖縄でクールスターを後付けしてくれる業者は知る限りでは存在しません。今後は取り扱いされていくと予想してはいますが、車の電装屋さんから見れば家庭用、家電業者さんから見れば車両用という特異なクーラーの取り付けに対応するところは少ないでしょう。

 なお、メーカーは日本RV協会に加盟している業者での取り付け以外には製品保証は行わないため、弊社では保証なしのリスクを覚悟して導入しました。

ルーフに設置されたクールスター室外機(左奥)とMAXXルーフベント(中央)